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ワイン酒造情報

MARCHESI DI BAROLO(マルケージ・ディ・バローロ)ワイン醸造所

バローロとランゲ

「ワインの王者」にその名を与えたバローロの町は、ピエモンテ州ランゲ地方の丘陵地帯のただ中にあります。そこは様々な時代に海からせり上がって来た
海底であり、私たちの丘に不規則な形と稜線、また独特で他に類をみない土壌組成を与えています。バローロの生産地域の実質的な特徴となっている区域には二つあります。一つは東にあり、中新世ヘルヴェツィア期起源の1400～1600 万年前に遡る土壌であり、もう一つは西にあって前者よりや新しい、中新世トルトニア期起源の700～1100 万年前に遡る土壌です。バローロ はまさにそれら二つの区域の中心にあり、その名は「basso luogo 低いところ」を意味しています。それは、たとえ丘の頂に位置してアルバ方面の谷を見下ろしてはいても、背後を降雨や過度の気流から守ってくれる、より高い丘に囲まれているからです。

バローロおよび、より一般的にランゲは地理的に大変特有のエリアに位置しています。北、西、南の三方をアルプス山脈に守られ、高い生物的多様性を持つ環境に恵まれていることが、その特徴です。つまり、気候は季節の変わり目のはっきりとしたほどほどに寒冷な内陸性気候で、ブドウ栽培に非常に適しており、果実に際立って上品かつ濃厚な香りが具わることを可能にしています。事実、ランゲという名はケルト語起源で「大地の舌」を意味しています。

今日のマルケージ・ディ・バローロ

アンナおよびエルネスト・アッボーナ– 五代目 – は数多くの誉れ高い土着品種や、粘性土や石灰泥灰土、青みを帯びた泥灰土、凝灰岩、砂岩、砂などが混ざり合った極上の土壌組成を特徴とする、この地域で生産されるワインの絶対的なオリジナリティーとクオリティーに深い確信を持っています。また、この土壌組成の幅広さに、更に独特の局地性気候が加わります。北西のアルプスや南のアペニンからの冷たい風から守られて、ランゲは周辺の他地域と較べてより穏やかな気候に恵まれています。取り分けブドウの実の中での素晴らしい香りの生成のために根本的に重要なのは、収穫期における大きな気温差です。昼夜の急激な温度変化が果皮上に芳香を結晶させ、それが醸造後に格別となります。その真価はしかし、自然が作為なく与えたものを最高に生かした人間の手によってもたらされたものです。歴史的であるとすら言える 人としての偉大な営為の 蓄積により、マルケージ・ディ・バローロは、自社の畑と、長年の事業のうちに立地と個々の畑の栽培能力を重視して選び抜かれた農家との両方からもたらされるブドウの醸造によって、厳格にその特性を尊重・保護しながら、土地と土着品種の多様性の忠実な語り手であり続けています。当社は約120 ヘクタールのブドウ畑を管理し、ランゲ、ロエーロおよびモンフェッラート地方の土着品種の醸造を手掛けています。様々な持ち味をより生かし、際立たせるために、 由緒ある特上の畑からのブドウについては、クリュ別の醸造、熟成、ボトル充填を行っています。

注意 酒類をご購入の方へ

酒類の購入には、年齢制限があります。20歳未満の購入や飲酒は法律で禁止されています。当店では20歳未満の方は、酒類の購入は出来ません。必ず生年月日を入力した上でご購入ください。